彼女ヘのプレゼントをMECEで考えてみたら 第5話
春希
具体的なものを分類する
MECEで考えるのは、慣れが必要で数をこなさないとなかなか考えられません。
ビジネスフレーム全般に言えることですが、ケーススタディーで身につけないとただの使えないスキルとなります。
私は数学を教えていたことありますが、生徒が解答や内容を理解はできているけど、自分で問題が解けないという状況とよく似てます。
解けるようになるまで、問題数をこなすしかないですね。
さて、プレゼントですが、まずは具体的に列挙してみましょう。
具体的なものを何か上手く分類できないかを考えます。
慣れていない時のコツは事象Aとそれ以外という分類がやりやすいと思います。
何かの事象に着目する
実際におこった出来事、現象とかに置き換えてください。
曲解して、特徴と捉えてもらっても良いです。
花束、アクセサリー、服、バック、本はプレゼントがものとして残りますね。
まずは「形に残るもの」「形に残らないもの」で分類できますね。
何を目的に分類するのか考えていく
続いてが、難しいのですが、分類するのには分類する目的があるはずです。
何のために分類しているのかを考えながらMECEで考えなければ、意味のないMECE図を作ってしまいます。
ただ「形に残るもの」「形に残らないもの」で分類した後の2度めの分類ですが、ここで目的とあってなくてもまだ大丈夫です。
最終的に目的にあっているものを選べば良いので、次の分類も「お金がかかるもの」「あまりりお金がかからないもの」と事象に着目して分けるのでも、まだ問題ないのです。
ただ、目的を意識して置かないと、最終結論がズレてしまうので、分類する際に意識しておいたほうがより良いです。
よって2度めの分類のポイントは、事象に着目して分類しても最終的な目的を意識しておくことです。
この際に忘れないように、MECE図にタイトルをつけて目的を書くようにします。
タイトル:彼女が喜ぶものプレゼントする
MECE図と目的を考えて判断する
おそらく、日本人の多くがそうだと思います。
判断するための教育を受けていない、教育する側の先生も何か判断してきたわけでないことが原因の一つです。
さらに言うならば、何かを判断しなくても成立できていたのが、かつての日本の社会であると思います。
例えば、結婚はお見合いという制度が主流でした。
会社は終身雇用・年功序列でルールを守ることが第一優先というのが主流でした。
しかし、今は恋愛もビジネスも考えることが余儀なくされております。
データとしては離婚率・離職率の増加からも傾向が出ているでしょう。
今回ならば、MECE図と目的を照らし合わせて、何をプレゼントすればよいのか膨らませていきます。
図にさらに、Fact(事実)を書き込むことで、判断を正確にできます。
例えば、今までお金がかかるものよりもかからないもののほうが喜んでくれていたとか、ドライブが好きとか。
もちろん、プレゼントは組み合わせても良いのです。
言い換えると、MECE図から導き出した分類から複数の選択があっても良いのです。
例えば、ドライブして手紙を渡すとか・・・
まとめ
- MECEで分類するとっかかりとして、具体的なものを分類する
- 事象に着目して分類しても最終的な目的を意識しておく
- MECE図と目的を考えて判断する
次回はMECEで分類を考える時に事象や目的を明確にするための必須フレームワークを紹介します!
有名なトヨタ式のフレームです。