トヨタ式「なぜ5回」で恋する人の本質がわかる?! 第6話
春希
トヨタ式「なぜ5回」について
なぜなぜ分析は問題の根本的な原因(本質)に到達するために何か問題や課題がおこった理由を5回以上、なぜを繰り返して真の原因を追究するフレームです。
大野耐一(トヨタでの提唱者)は、「5つの理由を繰り返すこ とで問題の性質とその解決策が明確になる」と述べています。
英語では「5Whys」と約され、世界のトヨタをつくった強いビジネスフレームワークとして知られております。
<トヨタ式なぜなぜ分析について>
大野耐一氏の著書である「トヨタ生産方式」のP33〜34で、機械が故障して動かなくなった時の事例をなぜ5回で説明(1)なぜ機械が止まったのか?
オーバーロードが掛かってヒューズが切れたからだ(2)なぜオーバーロードが掛かったか?
軸受け部の潤滑が十分でないからだ(3)なぜ十分に潤滑しないのか?
潤滑ポンプが十分組み上げていないからだ(4)なぜ十分組み上げないのか?
ポンプの軸が摩耗してガタガタになっているからだ(5)なぜ摩耗したのか?
ろ過器が付いていないので切粉が入ったからだ「なぜの追及が足りないとヒューズの取り換えやポンプの軸の取り換えの段階で終わってしまい、数か月後に同じトラブルが再発する」
なぜ(why)と仮説はセット
理由は、先の大野耐一氏の引用例のように、物事の改善に使いやすいフレーズなので自己分析などに使うには一つ工夫が必要です。
これだけだと、相当厳しいですよね。
詰まったときは、具体例を考える
このように、とっかかりで仮説を考えてもすぐに詰まってしまうこともあります。
そういうときは、具体例で考えていきます。
なぜなぜ分析のやめどき
これは、難しい質問ですね。
結論から言うと、本質がつかめるまで何故を繰り返す、5回に限らずで、3回で終わることもあれば7回かかることもあります。
では、何を持って本質をつかめたかという判断が重要となりますね。
これは、目的にあっているかどうかで判断します。
とはいえ、いきなり判断は厳しいので、まずはなぜなぜ分析を含めてロジックツリーというもので自分の思考を可視化するところからはじめましょう。
ひとまず、用語は気にしなくて良いです。
ロジックツリーは自分の考えを整理して、相手に伝わるように説明するためのツールとして用います。
まず、自分の考えを可視化することで、目的にあっているのかどうかを判断しやすくします。
詳しくは、ロジックツリーを4話に渡り説明しますので、参考ください。
- 5つの理由(何故、why)を繰り返すこ とで問題の本質を明確にする
- やめどきは、目的と照らし合わせて判断する
- 自分の考えを整理するためにロジックツリーという可視化するツールを利用する